骨粗鬆症財団20年のあゆみ
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14高く、分野によっては欧米を優に凌いでいます。したがって薬剤開発に結び付くような新しい科学的知見がまだまだ生まれてくると期待できます。その知見を活用して薬剤開発、疾患治療にまで結びつけるためには骨粗鬆症財団、日本骨粗鬆症学会、そして日本骨代謝学会の密な連携が不可欠であることは言うまでもありません。このような体制を体系的に構築していけば欧米からの輸入ではなく、日本発の骨粗鬆症治療薬の開発も決して夢ではないと思っています。その夢を実現するために今回の骨粗鬆症財団設立20周年を一つのきっかけにできれば素晴らしいのではないでしょうか。薬剤開発とは直接関連はしませんが、日本骨粗鬆症学会前理事長の中村利孝先生が大会長を務められる2015年のIOF/JOS/JSBMR合同シンポジウムがあります。この開催に向けて骨粗鬆症財団、日本骨粗鬆症学会、日本骨代謝学会の3つの団体が協力していく体制が整いつつあることはそういった具体的な連携の一つとして捉えることができ、今後が楽しみです。骨粗鬆症財団設立20周年、まことにおめでとうございます!

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