骨粗鬆症財団20年のあゆみ
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39北極と南極旅行に出かけたエピソードを紹介したほか、毎朝必ずスキムミルクを飲んでカルシウムを補給し、毎日外出して水泳やウォーキング、買い物を楽しむなど、日常生活を楽しく健康に過ごすための秘訣について語った。同講演会初となる落語家がゲストとして登場し、落語を披露した。折茂理事長との対談では、笑うことで免疫力が高まるなど、医学的にさまざまな効果があるとの観点から、他人との会話や、外出で大いに人生を楽しむよう呼びかけ、会場は和やかな雰囲気に包まれた。第2回:女優 樹木 希林氏第3回:女優 秋野 陽子氏第4回:女優 浜 美枝氏第5回:女優 酒井 和歌子氏第6回:落語家 三笑亭夢之助氏労に思いをはせたことを語った。学生時代にスキーでバランスを崩し足を骨折したことから、遺伝的に骨が弱いのではないかと考えていたが、対談した折茂理事長から、日光が当たらない家に住み、年齢的に栄養の吸収が悪いなど環境要因が原因とアドバイスされた。また、喘息で入院中に突然片目が見えなくなり、自分で自分のことが何も出来なくなったときが一番ショックで、初めて自分の人生を振り返ったと述べた。対談の終わりに、若い世代の無理なダイエットについて、「健康は自分で守るもの、次の世代のために良い骨を確保して」と語り締めくくった。お年寄りの役のときは背中を丸め、若い人を演じるときは逆に背筋を伸ばすように演技していると述べ、さらに若さを保つためには姿勢を良くすることが大切で、電車の中や、自宅でテレビを見ながら出来る姿勢改善のトレーニング法を紹介するなど、健康的に痩せるための運動法を紹介した。数年前に転んで背骨を圧迫骨折し入院した経験から、常に自分自身が骨粗鬆症予備群との意識を持ちながら病院で治療を受けており、さらに和食を中心に乳製品を加えた食事と運動の重要性について語った。また、女性にとって大切なことは“ときめく”ことと強調している。

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