骨粗鬆症財団20年のあゆみ
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99骨粗鬆症財団は平成23年(2011年)9月27日に設立20周年を迎えました。財団設立10年目の2001年にも記念誌が発刊されていますので、今回はそれ以降の約10年間の業実績をまとめ、設立20周年記念事業として「20年のあゆみ」を発刊することになりました。2012年4月1日に、一大イベントであった公益財団法人への移行が完了しましたので、新公益法人制度改革を盛り込みたく、1年遅れの発刊となりました。この記念誌発刊に際し、関係する先生方に原稿執筆をお願いしましたが、驚くほど短期間で原稿を書いてくださり、皆様の財団に対する熱い思いが伝わってきました。厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。本書は、骨粗鬆症財団の活動の柱である「普及啓発事業、研究助成事業、調査・研究事業」を中心にまとめたものです。編纂にあたりましては、記録としてとどめる面から、財団で保存してある資料・写真を交え客観的な記述に努めました。一方、単なる記録集ではなく読み物としても楽しんでいただけることを心がけました。こうして骨粗鬆症財団の10年〜20年を振り返ってみますと、初期には企業と提携した調査・研究事業が多かったものが、近年、財団独自の調査・研究が増えてきています。また啓発活動でも財団主催の市民公開講座の開催や、海外のIOF集会への展示出品、放射線技師に対する講習会開催など活動範囲が広がってきています。以前から重点的に取り組んできた啓発活動ですが、財政基盤の整備や賛助会員のご協力を得て、質・量ともに充実してきたと思います。このように、骨粗鬆症財団が手掛ける事業が充実し、今後も新しい取り組みが増えることがうかがえ、30周年記念誌がどんな内容になるのか期待が膨らみます。公益財団法人への移行や設立20周年という節目の時にこの財団の運営に関わることができましたことを大変幸せに思っております。最後に、発行予定から大変遅れましたことをご寄稿いただきました先生方に深くお詫び申し上げます。また、構成・印刷・製本に努力いただきましたライフサイエンス出版の皆様と、歴代の事務局長並びに、多忙な業務の傍ら、この20周年誌の編集・校正作業に協力していただいた事務局の西川さん、末廣さん、門田さん、新井さんに深謝いたします。この20年の総括がこれからの財団の発展のヒントとして活用され、骨粗鬆症の骨折に苦しむ方が減ることにつながれば幸いです。平成24年(2012年)9月公益財団法人骨粗鬆症財団事務局長 佐々木 利幸あとがき

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